2007年4月19日木曜日

引き算

「引き算」
 轟音を立てて大地を航行する城には度々盗賊が侵入する。財宝から古の秘密、挙句煉瓦まで盗られそこには轟音のみが残った。しかしある時一羽のねじまき鳥が轟音を啄んだ。が、それでも気配は消えない。




 1,1,2,3,5,8,13...でお馴染みのフィボナッチ数列は、遡ろうとすると途端に秩序を失うのです。というのも原初にふたつの1を仮定しているからで、原初以前は記述し得ないものなのです。An=A(n+1)modA(n+2)もまた一見すると同じような数列になるのだけども、これは0で落ち着く分だけ一応の結論っぽいのがあって個人的には好み。0で割った先がどうなっているのかもまた記述し得ないわけですが。

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