2011年8月15日月曜日

木になる

「木になる」

 ガラスの向こうに脚を置いてきた。壊死だった。
 どうせ捨てられるならせめて、「あの高台のポプラの下に埋めてほしい」。彼は果たしてそれをやり遂げた。
 以来、なくした脚は二つ、四つ、八つと分かれ、甘い露を吸う。私は潤い、そして声を失っていく。

��**

 ツイッターで見かけたお題の勢いそのまま。

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