「赤裸々」
僕らは星の降る丘にいた。不意に流星が一つ。
「金持ちの――!」
隣から叫び声。金持ちの?
滅多に星が降らないのはこういうわけなのかもしれない。
タイトル競作「赤裸々」に出品の○:2、×:1也。
赤裸々せきらら、きららきらきらお星様。
削れるだけ削ってみて話が伝わるギリギリを狙ってみた感じ。
ところで作者の意図ってそんなに気になるものなのかしらん、と今更ながら思ったり。僕は全然気にならない性質で、話が作者の意図一つに収斂するよりも拡散していってくれた方が好み。といったようなことはしっかり最低限書くべきことを書いた上でする話なので、ううん。削りすぎた感が。バランスがむずかしい。(作者の意図に嵌る以上に面白いことがあるかもしれないし、意図を超えた彼方に何か新しいものが見えるかもしれないし、意図も選択肢の一つに据えた上で幅は広い方がいいよねぇ。というのは矛盾の塊。むずかしいねえー。)
結局面白ければ何でもいいのですが。
怒涛の十月が終わったー。何だか異様に濃い月だったような。十一月はもちっとまったりしたい。
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