2008年2月13日水曜日

勿忘草

「勿忘草」

 コンコン、という音で目が醒めた。スズメがくちばしで窓を叩いていた。
 窓を叩きながらスズメが、小さなごま粒みたいな眼でこちらを真剣に見つめていたものだから、どうしたのだろうと窓を開けてやる。するとスズメは咥えていた小さな青い花を窓縁に置いて、そのまま飛んでいってしまった。何の花だかよくわからないけど、せっかく貰ったものなので活けて飾っておいた。

 この話をすると恋人は「愛されてるのね」とくすくす笑う。何だかよくわからないけど笑ってくれたのだから、まあいいかと思ってしまう。




 お題26。次は「絵の中の風景」
 勿忘草の別名がforget-me-not(別名でもない?)で、「私を忘れないでください」という意義がどうにも好きになれない。悲恋というよりもエゴイスティックなイメージの方が強いせい。


 この頃は、はあはあしてるだけだったはずの超短編温泉部@月島に行ったりskypeなんか始めちゃったり朗読会にも出させてもらったりと何だかんだで色濃かった気がするぞ。
 とりあえず月島は、ひょーた君に尻を撫でられ女王様が自分の乳を揉んでたのが印象的でした。


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