第6回ビーケーワン怪談大賞
この度、拙作「傘の墓場」で優秀賞を受賞させていただくことになりました。
と言っても、「これは勝てない参りました」と思うような力作(金子みづはさん「燈火星のごとく」立花腑楽さん「黒い果実が揺れていた」などなど)があった中での“優秀賞”であり、何がどう評価されたのかさっぱりわからない状況だったので喜ぼうにも喜びきれず……という具合でした。
が、選考会議レポートを読んでとりあ、えず、納、得…………?(身に余りまくりの栄誉なので取り扱いに困ってます)
自分自身、参加者が300人を越すような賞(心臓タイトル競作の約十倍の規模!)で優秀賞の座につけるような器じゃないと思っていますが、有名無実で済ませるのも何だか癪な話なのでこれからもっと力を付けにゃあなと思う次第です。
飛雄さんの「朝の予兆」は読み返す度に箸が脱皮するという予兆が効いてるなあと思う。箸が折れたり伸びたりするんじゃ駄目で、表皮がずるずる剥けて真っ白な箸がねっとりと光ってないと、ここまでえも言えぬような予兆にはならなかったんだろうなと。
その他作品についても、やっぱりレベル高いなぁ……。肩身が狭い。
ブログ等で言及して下さった、タカスギさん、楽志さん、腑楽たん、不狼児さん、さかなさん、あきよさん、空虹さん、ひょーたくん、水池くん、ありがとうございます。
思い返せば三年前の千文字オフでタカスギさんに心臓に誘われてなければ今はなかったわけで、とにもかくにも人に恵まれてるなあという印象。ディスプレイ一枚隔てて、タイトル競作や自由題で同じ立場で力のある人たちと競争できる環境は本当に稀有だと思う。
んー、もっとがんばろう。
あと、ねたかんからの惜しみない賞賛と嫉妬の声は複数県跨いだ彼方からでもビンビン感じます。
ありがとうありがとう、ねたかん!
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