2009年10月6日火曜日

笑い坊主ver.2

「笑い坊主ver.2」

 ひょいと暖簾を潜って現れたこの男、笑い坊主である。それに気付いた者が一人、また一人、男を取り囲んであっという間に笑い坊主は店の中心に立たされる。
「おっとバナナの皮が! おっとバナナの皮が! おっとバナナの皮が!」
 すっ転んでのたうち回ってみせる笑い坊主、客が腹を抱えて笑っているうちにいなくなる。何が可笑しかったのか思い出せる者はいない。

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没その2
∵所在無さ故、そこはかとない頭蓋骨臭

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