「とまどいもしない」
「さて。君は今人生の中で最も重大な分岐点にある。右を選べば君は」「左!!!!」(39字)
なんだか一発ネタになりつつあるようなないような。
2007年4月11日水曜日
2007年4月10日火曜日
2007年4月9日月曜日
2007年4月8日日曜日
まめまつりとか
終わりの方にこっそりご挨拶メインで遊びに行ってきましたよ。参加者の皆様お疲れ様でした。ナマ脳内亭さんとナマ凍矢さんを拝めたことに頗る満足満足。ごちそうさまでした。聞いた話によると色々な人が顔を出していたのだとか。
その後秋葉原でアダルトグッズの見学ツアーに行ってきたのだけども、よくよく考えてみれば見目麗しいオネーサン三人に引き連れられて色物DVDだとか鞭だとか見て回るのって、なかなかないよね。うん、貴重な経験だったよ。
後のオフでひょーたんさんが「みんな一日一本書けばいいんだよ」みたいなことを言っていた(気がする)のでやってみる。隣ではやかつさんが全く別の文脈で「60文字」とか言っていた(気がする)ので採用してみる。とりあえず一週間続けることを目標にしてみる。テーマというかタイトルというかネタはがんばって探してみる。
「降るまで」
満天の星空から垂れるすきとおった糸を引くと遥か上空で、ぱん、と弾けた。無人の平野の真ん中にぼくは座っている。(54字)
その後秋葉原でアダルトグッズの見学ツアーに行ってきたのだけども、よくよく考えてみれば見目麗しいオネーサン三人に引き連れられて色物DVDだとか鞭だとか見て回るのって、なかなかないよね。うん、貴重な経験だったよ。
後のオフでひょーたんさんが「みんな一日一本書けばいいんだよ」みたいなことを言っていた(気がする)のでやってみる。隣ではやかつさんが全く別の文脈で「60文字」とか言っていた(気がする)ので採用してみる。とりあえず一週間続けることを目標にしてみる。テーマというかタイトルというかネタはがんばって探してみる。
「降るまで」
満天の星空から垂れるすきとおった糸を引くと遥か上空で、ぱん、と弾けた。無人の平野の真ん中にぼくは座っている。(54字)
2007年4月7日土曜日
メビウスの輪に唇を
「メビウスの輪に唇を」
ある朝、鼠のシュナイダーが彼の小屋の中で固く冷たくなっているのが発見された。
ウィーンの郊外に居を構える哲学者ワレンシュタインは、シュナイダーの亡骸を氏の邸宅の裏庭の最も陽当たりの良い所に埋めた。永い黙祷の後ワレンシュタインは威厳に満ちた洟を、ちん、とかむ。氏の小さな丸い背中を猫のカールが二階の窓辺から見下ろしていた。
生前、哲学する鼠シュナイダーは氏より授けられたメビウスの回し車を日夜駆けていた。緩やかな捻れは彼をいつの間にか輪の外側に導いていたのだが、彼は彼自身の深い洞察に基づきその事実から演繹的に哲学的諸問題の回答を得ていた。カールはゲージの外からシュナイダーが駆ける様を見ていた。シュナイダーは果てしない思考の路を、メビウスの回し車に乗り全速力で走っていたのだ。なんと自由なことだったか! カールは世界の檻に閉じ込められていて、シュナイダーのゲージの中こそ世界の外側だったのだ。無人の回し車を眺めるうちにカールは居ても立ってもいられなくなり、ついに邸宅を飛び出した。
カールは邸宅を飛び出し地球を回し車に例えて駆けた。そして一年の後邸宅に帰り、氏の抱擁もそこそこに、カールはシュナイダーの少しばかり古ぼけた墓石に、ちょん、とキスをする。
発掘その三。
以前、というか大分↓で「いいなー」と言っていたもの。実は書いていたのだぜ、ということを思い出した。
ある朝、鼠のシュナイダーが彼の小屋の中で固く冷たくなっているのが発見された。
ウィーンの郊外に居を構える哲学者ワレンシュタインは、シュナイダーの亡骸を氏の邸宅の裏庭の最も陽当たりの良い所に埋めた。永い黙祷の後ワレンシュタインは威厳に満ちた洟を、ちん、とかむ。氏の小さな丸い背中を猫のカールが二階の窓辺から見下ろしていた。
生前、哲学する鼠シュナイダーは氏より授けられたメビウスの回し車を日夜駆けていた。緩やかな捻れは彼をいつの間にか輪の外側に導いていたのだが、彼は彼自身の深い洞察に基づきその事実から演繹的に哲学的諸問題の回答を得ていた。カールはゲージの外からシュナイダーが駆ける様を見ていた。シュナイダーは果てしない思考の路を、メビウスの回し車に乗り全速力で走っていたのだ。なんと自由なことだったか! カールは世界の檻に閉じ込められていて、シュナイダーのゲージの中こそ世界の外側だったのだ。無人の回し車を眺めるうちにカールは居ても立ってもいられなくなり、ついに邸宅を飛び出した。
カールは邸宅を飛び出し地球を回し車に例えて駆けた。そして一年の後邸宅に帰り、氏の抱擁もそこそこに、カールはシュナイダーの少しばかり古ぼけた墓石に、ちょん、とキスをする。
発掘その三。
以前、というか大分↓で「いいなー」と言っていたもの。実は書いていたのだぜ、ということを思い出した。
チョコ痕
「チョコ痕」
原子炉はチョコレートに汚染され叶わぬ恋を発病し、理解不能な体の芯の疼きを症状として訴えるが技師は既に亡く、滲み出た廃液が地面を茶色化させ融解させる。たぷたぷ波打つ水面はやがて固まり、ひび割れたそれは火傷のようでもあると誰かが呟いた言葉が翌日にはニュースで使われ瞬く間に世界中に広がった。衛星写真は0と1に分解され空という空を飛び交い埋め尽くす。原子炉はしゅうしゅうと蒸気を吐き、傾げたまま固定されてしまった体で空を見遣る。技師さん、技師さん、見えるかしら、わたしはこんなふうになってしまいました、わたしの姿はああやって世界中に知れ渡っているのです、信じられますか、ねえ、技師さん。名を呼ぶ度に鉱炉がぽおと明るくなるのを感じる。ああ、技師さん、技師さん、でもね、わたしの姿がああやって皆に知られても、技師さんの骸がわたしの中にあることは誰も知らないのです。ですがそのうち調査団が乗り込んでくるでしょう、技師さんを連れ去ってしまうでしょう、技師さんは技師さんの家族のもとに帰されていつだったか技師さんが愛惜しげに眺めていた写真の女の子に真白な百合の花を手向けられるのでしょう、どこか遠い街の小さな墓に永遠の寝台をあてがわれるのでしょう。だけどわたしは、きっと、技師さんを迎えに行くでしょう。技師さんを想って滲み出る残滓が地表を隈なく覆い、やがて技師さんはわたしの腕の中に戻ってくるのです。ああ、技師さん、技師さん……。
未投稿分。いつ書いたのかも忘れていたものを発掘です。
原子炉はチョコレートに汚染され叶わぬ恋を発病し、理解不能な体の芯の疼きを症状として訴えるが技師は既に亡く、滲み出た廃液が地面を茶色化させ融解させる。たぷたぷ波打つ水面はやがて固まり、ひび割れたそれは火傷のようでもあると誰かが呟いた言葉が翌日にはニュースで使われ瞬く間に世界中に広がった。衛星写真は0と1に分解され空という空を飛び交い埋め尽くす。原子炉はしゅうしゅうと蒸気を吐き、傾げたまま固定されてしまった体で空を見遣る。技師さん、技師さん、見えるかしら、わたしはこんなふうになってしまいました、わたしの姿はああやって世界中に知れ渡っているのです、信じられますか、ねえ、技師さん。名を呼ぶ度に鉱炉がぽおと明るくなるのを感じる。ああ、技師さん、技師さん、でもね、わたしの姿がああやって皆に知られても、技師さんの骸がわたしの中にあることは誰も知らないのです。ですがそのうち調査団が乗り込んでくるでしょう、技師さんを連れ去ってしまうでしょう、技師さんは技師さんの家族のもとに帰されていつだったか技師さんが愛惜しげに眺めていた写真の女の子に真白な百合の花を手向けられるのでしょう、どこか遠い街の小さな墓に永遠の寝台をあてがわれるのでしょう。だけどわたしは、きっと、技師さんを迎えに行くでしょう。技師さんを想って滲み出る残滓が地表を隈なく覆い、やがて技師さんはわたしの腕の中に戻ってくるのです。ああ、技師さん、技師さん……。
未投稿分。いつ書いたのかも忘れていたものを発掘です。
カタリナ
「カタリナ」
木苺の庭園の中心には秘密の花園があるが鍵は失われており、カタリナはとうとう見つけることができなかった。カタリナは時間を見つけては自分の背丈とさほど変わらぬ小さな鉄扉の前に立ち、身を屈めて鍵穴を覗く。そこに見える花園には一面の花畑が広がっている。春には七色の花々が咲き乱れ、夏は葉が生い茂り秋は一切を黄金に染めて、冬には真白な雪が何物にも穢されることなく春の陽光を待ちわびた。カタリナは嘆息を零し、せめて魂だけはと花園の住人になる夢を見る。
しかしある日、カタリナはあどけなく自分の名を呼ぶ弟の舌に、白銀色の鍵が埋まっているのを発見し直ちに確信する。今はまだ鍵穴に合わないだろうが、いつかふさわしい大きさになるだろう。そうしたら如何にして手に入れようか。まだ歯の生え揃わない口の中で赤い舌がちろちろと踊り、時折幼い鍵が煌く。カタリナは弟に遊戯を教えながら計画する。乳母たちがドアの向こうで囁き合うのを視野に据えることも、もちろん怠らない。
発掘その二
木苺の庭園の中心には秘密の花園があるが鍵は失われており、カタリナはとうとう見つけることができなかった。カタリナは時間を見つけては自分の背丈とさほど変わらぬ小さな鉄扉の前に立ち、身を屈めて鍵穴を覗く。そこに見える花園には一面の花畑が広がっている。春には七色の花々が咲き乱れ、夏は葉が生い茂り秋は一切を黄金に染めて、冬には真白な雪が何物にも穢されることなく春の陽光を待ちわびた。カタリナは嘆息を零し、せめて魂だけはと花園の住人になる夢を見る。
しかしある日、カタリナはあどけなく自分の名を呼ぶ弟の舌に、白銀色の鍵が埋まっているのを発見し直ちに確信する。今はまだ鍵穴に合わないだろうが、いつかふさわしい大きさになるだろう。そうしたら如何にして手に入れようか。まだ歯の生え揃わない口の中で赤い舌がちろちろと踊り、時折幼い鍵が煌く。カタリナは弟に遊戯を教えながら計画する。乳母たちがドアの向こうで囁き合うのを視野に据えることも、もちろん怠らない。
発掘その二
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